こんにちは。ケティコです。
よく友人との会話などでパーソナリティーの話題になった時に出てくるのが犬派なのか、猫派なのか。
ここで2つにわかれた流派が、それぞれの良いところを披露し合うことになります。
あなたはどちら派でしょうか?
今回は私たち人間のとるコミュニケーション方法に重ね合わせて、愛犬に学ぶ可愛さにフォーカスして書いていきたいと思います。
祖先から読みとく 犬の性格は「率直 ストレート」?
さて、あなたは犬の率直でストレートな性格をご存知でしょうか?
犬種によってもそれぞれ性格は分かれますが、動物の種類としてみたときにその性格は率直・素直でストレートだとよく表現されます。
犬種別でみた場合は、日本犬は飼い主に忠実であることが、よく性格の話の引き合いにも出されます。
忠犬ハチ公は世界で最も有名な日本犬でしょう。
時代は大正時代にさかのぼり、愛称ハチ公と呼ばれていた秋田犬のハチは、当時駒場にある帝国大学(今の東京大学)の農学部の上野英三郎先生が自宅で飼っていた愛犬でした。
上野先生は、自宅の最寄り駅の渋谷駅から職場の駒場まで電車で通っていたわけですが、ある日職場で急死し戻らぬ人となってしまいました。そんな上野先生の帰りを、ハチは10年にわたって渋谷駅で持ち続けたことが今も語りつがれています。
ハチ公の忠実さは多くの人に愛され、本や教材になったり国内やひいてはハリウッドでも映画化されたのは記憶にも新しいことです。
歴史的に犬の生態をみてみると、3万年前に犬が野生で生きていた時代には、群れで行動していた生き物であったため、群の生存のためにリーダーに忠実に従い、外敵から身を守り、野生の鹿などの大きな餌を捕獲することも可能にしていました。
そんな古来の生態や習性が犬のDNAには今なお刻み込まれています。
祖先から読みとく ネコの性格は「クネクネ謎だらけ」?
かわってネコの祖先は、山で単独行動していたヤマネコだと考えられています。
ヤマネコは基本的に1匹で行動し、各エリアごとに縄張りをもって行動します。
群をなして狩りをしない代わりに、お互いに良い距離感を保つことで餌の取り合いを避け、小さな獲物を各自で捕食して生きていました。
そのため、群として行動する習性のないネコにとっては、犬のような群れに対する忠誠心は必要がありません。
このような環境から、猫同士は信頼関係をきずくようなコミニケーションは取らず、勝手気ままに行動することからペットとして飼われるようになってから「ネコ=気まぐれな性格」と言われるようになったのは、これがゆえんです。
ペット代表格の犬とネコ その大きな性格の違い
家の中で飼うペットとして代表的な犬とネコ。
一見、似ているような体格をしていますがこのように本来持っている習性が全く違うため、性格も全く違うのです。
話を戻して、犬派が犬に惹かれる理由は、その素直でストレートなボディーランゲージにあるのでしょう。
例えば帰宅時に、愛犬が玄関のところまで駆けよってきて大きくシッポを振って喜びを表現する行動や、呼ばれたらすぐに駆けつけお腹を見せて寝転がるなど、とてもわかりやすい感情表現を見せてくれます。
今回、ここで愛犬に見習いたいのは、そのストレートにボディーランゲージで感情を表す可愛さです。
わかりやすい表現を示す犬に対して、私たちは安心して接することができます。
逆に、猫のような感情表現がストレートではない動物の場合、具合の悪いところを飼い主にあまり表現しないため、病気の発見が遅れることもよくあります。
私が動物病院に勤めていた時、「なんだか最近うちのネコちゃん、具合が悪い気がするんです。」といって飼い主が異変に気付いて連れてきたときには、猫の病状はかなり悪化しているということが多々ありました。
私たちがここから学べる事は、感情表現が豊かな犬は信頼関係を築くことにたけているということです。 「人と動物の絆(= Human Animal Bond)」という言葉がありますが、これは決して一方的な働きかけでは築ける関係ではありません。
一見高度なコミニケーションを行う私たち人間も、シンプルなコミニケーションを行う愛犬からその技術を学んでみることも大切でしょう。
今回は私たち人間のとるコミュニケーション方法に重ね合わせて、愛犬に学ぶ可愛さにフォーカスして書いてきました。
いかがだったででしょうか?
何気なく見せてくれる愛犬の可愛さから、私たちも日々たくさんのことを吸収したいものですね。
それではまたここでお会いしましょう。
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