犬の嗅覚でガン早期発見率、なんと99.7%⁉︎

愛犬を知る

こんにちは、ケティコです。

さて前回の記事から引き続き今回は、犬の能力を最大限に活かした、眼からウロコが落ちそうになる最新の取り組みについて一緒にみていきたいと思います。

犬の臭覚でがんの早期発見率は、なんと99.7%?


タイトルにも書いてある通り、結論から先に明かすと、犬の臭覚でがんの早期発見率は、なんと99.7%であることが最近の研究で明らかになりました。

以前、健康マニアなわたしの知人が、健康診断の一環としてガン探知犬による検査を受けたという話をきいて、とても興味深く思いました。

その知人に聞いたところによると、検査方法はいたって簡単で、自宅で専用の呼気採取バッグに息を吹き入れてラボに送ると、1~3週間ほどてで結果がわかるのだそう。

日本に、においでがんを見つける「がん探知犬」は5頭しかおらず、千葉県館山市にある「がん探知犬育成センター」で日々、訓練と実際のがん検査に取り組んでいます。

日本にいる「がん探知犬」は、まだ5頭?


がん探知犬での健康診断を行う山形県金山町では胃がんによる女性の死亡率が全国1位らしく、それをうけて町民説明会が開かれ、探知犬の存在がにわかに注目されるきっかけになりました。


探知犬のがん発見率は99.7%。犬は人間の100万~1億倍もの嗅覚を持っているため、高い検出率を誇っていますがどんな犬でもがん探知犬になれるわけではなく、狩猟犬として嗅覚が発達したラブラドールレトリバーの中でも、特に優秀な嗅覚と集中力を持つほんのひと握りの犬だけしかなれないようです。

ただ海外では、愛犬が飼い主のある特定の場所ばかりに、鼻を押し付け匂いをかぎつけ変な行動するので、これは何かがおかしいと思い病院でその部位を検査したところ、ガンが早期に検出されたと言う話はあるようです。

こういう話を聞くと、愛犬の行動を日ごろからよく観察しておくことは、お互いに良いことがありそうですよね。

日本でがん探知犬が生まれたヒストリー


がん探知犬第1号は、天才的な嗅覚を持つ水難救助犬マリーンです。マリーンは20m近く沈んだ水死体から発せられる微量のガスを嗅ぎ当てるほどで、その能力を見込まれて探知犬になったのでした。

現在、がん探知犬育成センターで活動する5頭はいずれもマリーンの血を引いています。


検査機関の担当者 佐藤さんいわく「2004年から探知犬の育成を始めましたが、当時の医学界は “がんににおいがあるというのは非科学的だ” と否定的でした。それでも地道な訓練を重ね、マリーンががんを探し当てる確率はほぼ100%に到達しました。」とのこと。

世界と日本でみる がん探知犬の現状


2011年、がん探知犬の論文がイギリスの医学誌に掲載されると世界中で話題となり、今では13か国でがん探知犬の実験や育成が行われています。


日本の探知犬は優秀で、放置すればがん化する可能性がある「前がん状態」まで発見でき、病院の検査では判明しなかったのに、犬ががんを見つけた症例も。いまだに “がんのにおいのもと” が何なのかは解明されていませんが、がん患者に特有のにおいがあることはわかってきています。

この検査の費用は3万〜4万ていど。病院で全身のがん検査を受ければ軽く10万円を超えますし、カメラを体に入れるような苦痛を伴う検査もなく、時間の制約もない上に費用もかけずに手軽に受けられるのが魅力です。

ただし、今はまだがんの部位を特定する段階には至っておらず探知犬の検査で “可能性アリ” となったら、できるだけ早く病院で適切な検査と治療を受けることを勧めています。

まとめ


さて、いかがだったでしょうか。

今回は、犬のこれら能力を最大限に活かした、眼からウロコが落ちそうになる最新の取り組みである、がん探知犬について一緒にみてきました。


他にも「低血糖探知犬」や、「てんかん予知能力犬」などがアメリカやイギリスでは、少数ながら活躍しているそうで、その能力はこれからますます注目されそうです。


犬の能力が、医療現場で必要不可欠な時代がまもなく来るかもしれません。


私たちが犬の隠された能力を見いだすほどに、たくさんの学びや教えを与えられていることを実感し、ますます愛してやまない存在へとなっていくことでしょう。

そんな犬の素晴らしい能力を、ここでまた一緒にみていきたいですね。

それはまたお会いしましょう。

ケティコでした。

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