こんにちは、ケティコです。
今年の年末年始はおうち時間が長くなり、愛犬と共にゆっくり過ごす時間も増えそうですね。
どんなことをして過ごしますか?
こんな時だからこそ、あたり前のようにいつもそばにいてくれる愛犬のことを簡単な基礎から知ってみるのはいかがでしょう。
犬の成長過程や基礎を知ることで、普段みえてこなかった愛犬の行動や考えがわかるようになり、結果的にいつも困らせられていた場面でどう接するべきかがピンとくるようになるかもしれませんよ。
私たちの最高のパートナーである犬。
私たちは、犬から見た世界のことをどれぐらい理解しているのでしょうか?
それでは一緒にイヌの世界を覗いてみましょう。
地上で最も成功した哺乳類
犬は地球上で最も成功した哺乳類の1つです。
世界中にその数は5億匹、400種類にものぼるといわれています。
その主な2つの理由として、子犬を未熟な状態で産むことによって、いちどにたくさん出産できることと、優れた知能と身体能力を持ち合わせているからです。
しかし犬が繁栄した最大の理由は、人間との関係にあります。人間は昔から犬を狩猟犬や番犬、牧羊犬として訓練してきました。
一方で犬も積極的に人間と関係を築こうとし、飼い主が必要としていることを理解し助け喜ばせたいと思っているのです。
仔犬からみた新しい世界
犬と人間の信頼関係は犬の幼い時に築かれます。
生後2週間の頃、未熟な状態で生まれた仔犬の塞がっていた耳や目が開き始め、ようやく周囲のことがわかり始めます。
だんだんと聴覚や視覚が開かれ、新しい世界への扉が開かれます。
このとき犬の見えている世界と人間の見えている世界は違います。色を見るための細胞の種類に違いがあり、人間は3種類なのにたいし、犬はそれを2種類しか持っていません。
そのため犬にはほとんどが青と黄色に見えています。オレンジ色のボールは緑の芝生と見分けがつかないので遊ぶなら青いおもちゃがお勧めです。
動くものに対しては優れた能力を発揮します。
犬の目は人間の目に比べ、ものを識別するスピードが早く、飛んでくるフリスビーは犬にとってはスローモーションのように見えているため、いち早く正確な場所で待ち構えてキャッチすることができるのです。
聴覚は距離では人間の4倍、高さでは人間の2倍の音までききとることができます。
犬が最も頼りにしている感覚
犬が最も頼りにしている感覚が
そう、嗅覚です。
脳の大きさは人間の大きさの10分の1ですが、嗅覚の部分の大きさは40倍もあります。
また臭いを感知する受容体という細胞の数は人間の60倍もあるため、犬から見えないところにお菓子を隠していてもバレバレなのです。
犬の鼻先が湿っているのは、外からたくさんの匂いの分子を嗅ぎ分けるためです。臭いの分子を過去にさかのぼって嗅ぎ分けることもできます。
何週間前にこの部屋に誰がいたな、とか私たちの知らないうちに犬は嗅ぎ分けているのですよ。犬によっては数ヶ月前までさかのぼって匂いを嗅ぎ分けることができるといわれています。
こっそり一人ベッドルームで食べていた夜食のことも、愛犬にだけは「ワタシの飼い主の ハビットダイアリー (悪習慣日記)」とでも称して、時系列で記録されているかもしれませんね。
大人への第一歩
子犬が生まれてから5週間が経つころ、好奇心に任せてあらゆるものに噛み付きます。
何気なく噛み付く行動の中で、噛み付いてもいい相手が誰かを判断しているのです。兄弟同士でじゃれあう行動の中に狩猟本能といった野生の本能が隠されています。
支配や服従の行動は群での暮らしに欠かせず、こうした行動は昔犬の先祖が狼だったことに関係しています。
祖先狼と犬の大きな違い
その先祖の狼と犬の大きな違いは、狼は遠吠えをしますが犬のように吠えません。
科学者の中には犬が吠える理由は人間とコミニュケーションをとるためだと言う人もいます。少なくとも犬は人間の言葉を理解しようとします。
あなたは愛犬の声でどれくらいその意味を理解しているでしょうか?
子犬が生まれて5週間の頃、ミルクを卒業し水をお皿から飲み始めます。実は水の味を認知する特別な器官があるので味を確認しながら飲んでいるのです。
犬は昔から人間の仕事を助けてくれる仲間でした。
犬種によってその能力に適した仕事を担っていたのですが、一方で人間は愛らしいだけの犬も好んできました。
役に立つかどうかに関係なく犬は私たちの心を掴んできたのです。
生後9週目から犬は人間と信頼関係を築く準備をはじめます。
この頃から人間と触れ合うことで犬にも幸せホルモンであるセロトニンが出はじめるのです。
そうしてあなたの愛犬は年を重ねるごといに、家族とゆるぎない信頼関係をきづき続けています。
さて、あたり前のようにいつもそばにいてくれる愛犬のことを簡単な基礎から知ってみることはいかがだったでしょうか。
犬の基礎を知ることは普段みえてこなかった愛犬の行動や考えを理解するおおきな手助けとなります。
このように愛犬の元々持っている習性や能力を知る前と後では、隣にいる愛犬の見え方がずいぶんと変わったのではないでしょうか?
愛犬の優れた能力は私たちが知っているようで知らないことだらけです。
次回はその能力を深堀し、愛犬のこれら能力を最大限に活かした、眼からウロコが落ちそうになる最新の取り組みを一緒にみていきたいと思います。
それでは次回の記事をお楽しみに。
ケティコでした。
コメント
[…] さて前回の記事から引き続き今回は、犬の能力を最大限に活かした、眼からウロコが落ちそうになる最新の取り組みについて一緒にみていきたいと思います。 […]
[…] さて前回の記事では愛犬の隠された能力をみてきました。 […]